日本では昨年の10月1日から消費税が10%になりましたね。軽減税率もあり、ややこしいことになっていますが、実はカナダの税金はもっと複雑なんです。

日本は消費税10%に。バンクーバーの税金はどうなってるの?

では、ここバンクーバーの消費税はどうなっているのでしょうか? 実はカナダでは、州ごとに税率が違うので、バンクーバーが含まれるブリティッシュ・コロンビア州と、その他の州では税率が違います。

というわけで、今日はブリティッシュ・コロンビア州で生活する上で必要な税金だけを説明していきます。これを見れば税金のことがバッチリわかります。

ここブリティッシュ・コロンビア州の州税は2段階になっています。それが

  • 州税 Provincial Sales Tax (PST) 7%
  • 連邦消費税 Goods and Services Tax (GST) 5%

この2種類です。

日本は消費税10%に。バンクーバーの税金はどうなってるの?

ただし、この PSTと GST2種類、合わせて12%が常に課税される訳ではありません。 ものによって、課税、免税が変わるのです。

PSTが免税になるものとしては

  • 未加工食品 (大体の基本的な食料品と考えてOK)
  • レストランの食事
  • ガソリン
  • 子供用の服や靴
  • 法的なサービスを受けるとき
  • マッサージ
  • ビタミン
  • 修理業
  • タクシー

上記のようなものがあげられます。

私の友人で身長小さめの女性は、わざと子供サイズの服を買って税金を浮かせていました。

ビタミンは北国ならではの事情でしょうか。冬の日照時間が極端に短くなるので、体内でビタミンDを生成できなくなります。冬にはやはりビタミン剤の売り上げが上がるそうです。

次に GSTが免税になるものとしては

  • 基礎食料品
  • 処方薬
  • 医療機器
  • 印刷の本や学術誌 (電子書籍は課税)
  • お医者さんにかかる費用
  • 教育サービス
  • 音楽のレッスン

このようなものには GSTがかかりません。生きるためのものや、健康、教育に関しては税金がかかっていないということですね。

これまでの PSTと GSTの説明を踏まえると、そう、普通に食材を買って自炊する分には税金が一切かかりません。やはり食べないと生きていけませんから、命をつなぐものが無税というのはすばらしい政策ですよね。

逆に、それ以外の一般的な買い物。例えば雑貨、服、文具のようなものには2つ合わせて12%の税金がかかるということですね。

ちなみに厳密にいうと、さらにとんでもないルールもあります。ただのプレーンなクロワッサンは基礎的な食料品なので無税です。でも、砂糖を含むものが中に詰まっていたり、上からかけられていたら税金がかかります。つまり、チョコレートでコーティングされたクロワッサンは課税されるんです。しかし、これを6個以上買うと、逆に課税されなくなります。こんな細かいルールもあるのです。

そして、先ほど PSTは7%と説明しましたが、実は10%に引き上げられる品目があります。それはアルコール。GSTと合わせて15%の税金がかかります。パブや酒屋で、なんだか会計が高く感じるのはこのためです。

例えばパブでビール1杯8.50ドルだとしましょう。税金が15%で、さらにチップのことも考えると、ビール1杯で10ドルは軽く超えてしまいますね。

そもそもお酒の元の値段設定が高いので、ブリティッシュ・コロンビアでお酒を飲むのは結構高くつきます。

また、余談ですが、2010年7月1日から2013年4月1日までの2年9ヶ月の間は、PSTと GSTの代わりに Harmonized Sales Tax (HST)という税制が敷かれており、全てのものに12%の税金がかけられていました。 その時もバンクーバーに住んでいた私は、何でもかんでも税金を取られるのでキツかった… (笑)

払わなければいけないので文句を言えない税金ですが、ちょっと目を向けてレシートを確認してみると、日本との違いを発見できますよ。